製品紹介 がん

がん - Oncology

がん細胞の画像

がんの早期診断・モニタリングに貢献

わが国のがんによる死亡者数は年間30万人を超え、死亡原因の第1位を占めております。また、予防法や治療法での飛躍的な進歩により一部のがんでは早期発見、そして早期治療が可能となっているにもかかわらず、がんは世界中で死亡原因のトップになりつつあります。
ロシュでは、このがん領域においてはその中心にある病理学的検査に加え、遺伝子検査領域においても特徴ある製品群を展開しております。


がんの確定診断に欠かせない病理学的検査におきましては、広く臨床応用されているH&E染色や特殊染色、in situ Hybridization、免疫染色検査が挙げられます。ロシュが提供する全自動染色システムであるベンタナ シンフォニー/ベンタナ ベンチマークシリーズは、これら熟練を要する染色工程の完全自動化により効率化・標準化をサポートします。さらに画像解析システムであるベンタナ iScan HTを用いることで、染色からスキャン、画像解析までの一連の検査工程を標準化、病理診断のワークフローに最適なソリューションを提供します。
がんの三大治療法は、手術、放射線治療、そして抗がん剤を用いる化学療法です。近年の抗がん剤治療においては、抗体医薬品や低分子標的薬などの開発により飛躍的に治療効果が進歩している一方で、個々の患者によりその有効性が異なることが明らかにされています。従って、これら分子標的薬の治療においてはその標的分子と組み合わせた診断薬をセットとする、個別化医療が形成されつつあります。遺伝子検査領域におきましては、この個別化医療の先駆けとして非小細胞肺がんの分子標的薬であるゲフィチニブの有効性を評価するEGFR遺伝子変異診断キットである「cobas EGFR」を開発、薬剤を投与する前に測定し、その効果を予測することにより有益な治療法選択に貢献できるものと期待されています。


ロシュでは、これらの製品を通して、がん領域における医療の質向上に貢献してまいります。


*個別化医療: 遺伝子レベルの情報や、遺伝子診断を用いることで、特定の患者にとって有効な医薬品を開発したり、治療方法を計画することをいいます。

cobas HPVを用いた子宮頸がん検診スクリーニング

子宮頸がんは20代から30代の女性に最も多く発症するがんであり、その原因はハイリスク型HPV(ヒトパピローマウィルス)の持続感染によるものと考えられています。現在の子宮頸がん検診は主に細胞診を中心に実施されていますが、細胞診に加えHPV検査を併用することで、前がん病変を確実に発見しほぼ100%予防可能ながんといわれています。ハイリスク型HPVの中でも特に16型、18型が最もがんに移行しやすいタイプで、日本人の子宮頸がんの約60%はこのタイプによるものとされています。

ロシュでは、従来のハイリスク型HPV一括検出に加え、このHPV16型と18型を同時に同定できる診断薬として「cobas HPV」の新規保険収載を取得**し、よりリスクの高い患者を明確にすることで、子宮頸がん診療に貢献いたします。


**HPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定):360点

子宮頸がん診療フローチャート例

関連情報

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H&E 全自動染色システム「ベンタナシンフォニー」
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切片貼付・伸展後の乾燥から封入後の乾燥までを高い処理能力で全自動処理する次世代型染色システムです。


臨床用システム「ベンタナ ベンチマーク ULTRA」
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個々の検体を独立して制御することで、免疫染色やin situ Hybridizationなど、随時染色オーダーに対応できる機能を搭載しています。


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スキャン工程では、さらなる高速化や大量処理とともに、きわめて高精細なデジタル化を実現。また画像解析工程では、独自の解析ソフトによる自動解析や診断レポートの作成などを可能にしています。高度に自動化、標準化されたロシュの病理学的検査トータルソリューションは、安定した検査結果をもたらすことで、次代のがん診断をサポートします。


PCR検査用自動測定装置「コバス4800システム」
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コバス4800システムは全自動核酸抽出装置「コバスx480」と核酸増幅・検出装置「コバスz480」を組み合わせたシステムで、抽出済みサンプルの移動以外はすべて自動化されております。

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

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